1人でツール・ド・宮古島[3] さらに離島へ
2009年 11月 08日
さて、翌朝。
まだ昨夜の泡盛が残っている感じです。
ホテルの宿泊客の多くがダイビングをする人たちで、朝食をとりながら、「今日は北風で天候が悪いから島の南の方に行く」とか何とか話が弾んでます。
天気予報では、全国的に冬型の気圧配置が強まり、ここ数日強い北風が吹くとのこと。テレビのニュースでは雪が降りしきる釧路の様子を映し出していました。
雨の心配はなさそうですが、この風で自転車、大丈夫かな?
とにかく、予定どおりフェリーで伊良部島に向かいます。
高速カーフェリー「スーパーライナーはやて」で10分です。風が強いせいか揺れる揺れる。
(2009.11.2 スーパーライナーはやて、SIGMA DP1)
10分ともたずに船酔いしました。
グッテリ横になって到着まで耐えましたが、伊良部島上陸後もしばらく気持ち悪さが続きます…
(2009.11.2 佐和田の浜、CANON Powershot G9)
上陸後、県道を走って15分、島の西側の「佐和田の浜」まで到着。
予約していた宿もこのすぐ近くです。
くもり空、強風、船酔いで戦意喪失気味ですが、とにかく天気が悪化したらすぐクルマに戻ろう、ということで自転車を出します。
(2009.11.2 佐和田の浜、CANON Powershot G9)
ここは、きれいな遠浅の砂浜にたくさんの巨岩が点在し、独特の風景を作っています。
これらは、1771年に発生した大地震による「明和の大津波」で打ち上げられたとされています。
(2009.11.2 下地島空港、CANON Powershot G9)
ここからしばらく西に走り、短い橋を渡って下地島へ。国内唯一のパイロット養成訓練場である下地島空港があります。
海に突き出た形の滑走路を囲む道路をぐるっと回って、フェンス越しに訓練を見学することができます。
ジェット機が何度も旋回しながら離着陸を繰り返すのを間近で見るのは迫力があります。
こんな悪天候でも、ちゃんと訓練するんですね。
(2009.11.2 通り池、SIGMA DP1)
空港のすぐ西側にある池。
下で海とつながっているのですが、外の海の荒れようがウソのように穏やかな水です。近くで見ると、何ともいえない不思議な色をしています。
神秘的な静けさのなか、訓練機のエンジン音だけが響いてきます。
Zは見学しませんでしたが、このすぐ南に、やはり明和の大津波で打ち上げられたという「帯岩」と呼ばれる巨岩があり、地元の信仰の対象になっています。
1771年に宮古・八重山列島を襲った明和の大津波は、宮古島、石垣島などで高さ40~80メートルにもなったといい、死者・行方不明者1万人以上。食料を育む農地も津波に飲まれたため、その後も人口は減り続けたといいます。
島民たちの悲劇は想像を絶するものだったでしょう。
神の池 つばさ轟く 下地島
まだ昨夜の泡盛が残っている感じです。
ホテルの宿泊客の多くがダイビングをする人たちで、朝食をとりながら、「今日は北風で天候が悪いから島の南の方に行く」とか何とか話が弾んでます。
天気予報では、全国的に冬型の気圧配置が強まり、ここ数日強い北風が吹くとのこと。テレビのニュースでは雪が降りしきる釧路の様子を映し出していました。
雨の心配はなさそうですが、この風で自転車、大丈夫かな?
とにかく、予定どおりフェリーで伊良部島に向かいます。
高速カーフェリー「スーパーライナーはやて」で10分です。風が強いせいか揺れる揺れる。
(2009.11.2 スーパーライナーはやて、SIGMA DP1)
10分ともたずに船酔いしました。
グッテリ横になって到着まで耐えましたが、伊良部島上陸後もしばらく気持ち悪さが続きます…
(2009.11.2 佐和田の浜、CANON Powershot G9)
上陸後、県道を走って15分、島の西側の「佐和田の浜」まで到着。
予約していた宿もこのすぐ近くです。
くもり空、強風、船酔いで戦意喪失気味ですが、とにかく天気が悪化したらすぐクルマに戻ろう、ということで自転車を出します。
(2009.11.2 佐和田の浜、CANON Powershot G9)
ここは、きれいな遠浅の砂浜にたくさんの巨岩が点在し、独特の風景を作っています。
これらは、1771年に発生した大地震による「明和の大津波」で打ち上げられたとされています。
(2009.11.2 下地島空港、CANON Powershot G9)
ここからしばらく西に走り、短い橋を渡って下地島へ。国内唯一のパイロット養成訓練場である下地島空港があります。
海に突き出た形の滑走路を囲む道路をぐるっと回って、フェンス越しに訓練を見学することができます。
ジェット機が何度も旋回しながら離着陸を繰り返すのを間近で見るのは迫力があります。
こんな悪天候でも、ちゃんと訓練するんですね。
(2009.11.2 通り池、SIGMA DP1)
空港のすぐ西側にある池。
下で海とつながっているのですが、外の海の荒れようがウソのように穏やかな水です。近くで見ると、何ともいえない不思議な色をしています。
神秘的な静けさのなか、訓練機のエンジン音だけが響いてきます。
Zは見学しませんでしたが、このすぐ南に、やはり明和の大津波で打ち上げられたという「帯岩」と呼ばれる巨岩があり、地元の信仰の対象になっています。
1771年に宮古・八重山列島を襲った明和の大津波は、宮古島、石垣島などで高さ40~80メートルにもなったといい、死者・行方不明者1万人以上。食料を育む農地も津波に飲まれたため、その後も人口は減り続けたといいます。
島民たちの悲劇は想像を絶するものだったでしょう。
神の池 つばさ轟く 下地島
by z-vintage
| 2009-11-08 23:28
| 旅
|
Comments(0)